とり天【大分県・別府】
大正時代、別府に大分県初のレストランが誕生して大繁盛。そこで生まれた大ヒットメニューが、やがて地元に定着したのが始まりといわれています。今や大分・別府周辺では、中華料理店から和食店、居酒屋に至るまで、たいていのお店にある定番メニュー。鶏肉の大好きな県民性がうかがわれ、他の地方ではあまり見られない独自性も特徴です。鶏肉に天ぷらの衣をつけて揚げた料理ですが、衣に味がついていたり、たれがかかっていたり、一口にとり天といってもスタイルはさまざま。お店や家庭のオリジナリティーが楽しめる一品です。大分へ訪れることがあったら、ぜひ食べ比べてみたいですね。
《自宅でできる簡単レシピ》
【材料】※2~3人分
鶏胸肉 300g
〈A:下味〉
にんにく(すりおろし) 小さじ1
しょうが(すりおろし) 小さじ1
酒 小さじ1
しょう油 小さじ1/2
塩 少々
〈B:衣〉
卵 1個
水 適宜
小麦粉 30g
揚げ油 適宜
〈つけだれ〉
しょう油 大さじ1
酢 大さじ1
練りからし 適宜
【作り方】
1 鶏肉を一口大に切り、Aに10分ほど漬け込む。
2 別のボウルにBを混ぜて衣をつくる。
3 1に2の衣をつけ、180度の油で揚げる。
4 皿に盛り、つけだれを添えてできあがり。